野球メディカルノートでは、野球に関わる選手、保護者、指導者の方が、身体の状態について正しい知識を得て、必要なときに適切な判断ができることを目指しています。
特に成長期の野球選手に起こる肩・肘・腰などのスポーツ障害について、医学的根拠と野球現場での経験を組み合わせながら情報を発信します。
1.サイトの目的
当サイトの目的は、
子どもが野球で痛みを訴えたとき、選手・保護者が最初に読むことのできる情報源をつくること
です。
「痛みを我慢して練習する」という考え方ではなく、
知る → 判断する → 必要なら相談する → 適切に治療する → 段階的に復帰する
という行動につながる情報提供を目指します。
2.情報源
記事の内容に応じて、以下のような情報源を確認します。
学術文献
- 原著論文
- systematic review
- meta-analysis
- narrative review
- その他、医学・スポーツ医学に関連する研究
公式情報
- 学会
- 公的機関
- 医療関連団体
- 競技団体
専門書・医学資料
解剖学、運動学、スポーツ医学、リハビリテーション等に関する専門書や資料を参考にします。
実務・臨床資料
必要に応じて、柔道整復、鍼灸、理学療法、スポーツリハビリテーション等の専門資料も参照します。
3.医学的根拠を確認する
医学的な主張を記事に掲載する際には、可能な限り根拠となる情報源を確認します。
特に、
- 数値
- 疾患名
- リスク因子
- 治療方法
- 復帰基準
- 疫学データ
- 研究結果
などについては、一次情報や信頼性の高い文献を優先します。
4.「関連」と「原因」を区別する
医学研究では、
「AとBに関連がある」
ことと、
「AがBの原因である」
ことは同じではありません。
そのため、研究が因果関係まで示していない場合には、「原因」と断定せず、
- 関連が報告されている
- 可能性が示されている
- 研究ではこの傾向がみられた
- 一因となる可能性がある
など、研究結果に応じた表現を使用します。
5.分かっていることと、分かっていないことを区別する
医学では、すべての疑問に明確な答えがあるわけではありません。
そのため当サイトでは、
分かっていることを正確に伝えること
だけでなく、
まだ十分に分かっていないことを「分からない」と伝えること
も重要だと考えています。
6.研究対象を明確にする
医学研究の結果は、対象者によって意味が変わります。
例えば、
- 小学生
- 中学生
- 高校生
- 大学生
- プロ選手
- 成人一般
では、成長状態や競技負荷が異なります。
そのため、成人選手を対象とした研究を、そのまま小学生に当てはめることはしません。
記事では、可能な限り研究対象の年代や競技レベルを明示します。
7.基礎医学と最新研究を使い分ける
解剖学・生理学・運動学などの基本的な知識については、専門書や基礎医学資料を活用します。
一方、
- 疫学
- リスク因子
- 治療
- 予防
- リハビリ
- 競技復帰
など、更新されやすい情報については、できるだけ新しい研究や公式情報を確認します。
古い文献だけを根拠として、現在の医学的標準であるかのように扱わないよう注意します。
8.筆者の経験と医学的情報を区別する
筆者自身には、
- 小学生時代の肩の痛み
- 中学生時代の腰痛
- 高校時代の肩・肘・腰の痛み
- 柔道整復師・鍼灸師としての経験
- 草野球で投手をしている経験
- 少年野球コーチとしての現場経験
があります。
これらの経験は当サイトの独自性の一つですが、個人の経験を医学的事実として扱うことはしません。
経験談には、可能な限り、
「筆者の経験」
であることを明示します。
9.専門家としての立場
当サイトの筆者は柔道整復師・鍼灸師として身体の構造や機能について学び、臨床および野球現場で活動しています。
一方、医療行為の範囲や資格による専門領域には違いがあります。
そのため、当サイトでは特定の疾患について、医師による診断や治療を代替するような表現を避けます。
必要に応じて、整形外科等の医療機関への受診を案内します。
10.記事制作の流れ
当サイトでは、医学記事について原則として以下の流れで作成します。
記事設計
↓
医学文献・資料の確認
↓
本文作成
↓
医学的ファクトチェック
↓
参考文献・情報源の整理
↓
筆者による最終確認
↓
公開
公開後も、新しい情報や誤りが確認された場合には、必要に応じて修正・更新します。
11.情報の更新について
医学情報は時間とともに更新される可能性があります。
そのため、当サイトでは必要に応じて記事の内容、参考文献、リンク等を見直します。
記事には可能な限り公開日・更新日を明示します。
12.広告と編集方針
当サイトでは、サイト運営を継続するために広告配信サービス等を利用する場合があります。
広告掲載の有無や広告収益の有無によって、医学的な解説内容や結論を意図的に変更することはありません。
医学情報の正確性と読者にとっての有益性を優先します。
13.最終的な目的
野球メディカルノートが目指しているのは、単に野球障害の記事を増やすことではありません。
野球選手が自分の身体を知ること。
保護者が子どもの痛みに適切に対応できること。
指導者が「痛みを我慢すること」を当たり前にしないこと。
そして、
痛みが出てからではなく、痛くなる前から身体について考えられる環境をつくること。
これが、野球メディカルノートの情報発信の目的です。
制定日:2026年8月24日
