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野球肩の症状|痛む場所・タイミング・投球動作から知っておきたいこと

野球肩の症状を痛む場所・タイミング・投球動作から整理したインフォグラフィック 野球肩

「野球をしていて肩が痛い」

そう言われたとき、

「野球肩かな?」

と考えるかもしれません。

しかし、肩の痛む場所だけで、野球肩の病名や原因を決めることはできません。

投球障害肩には、腱板、上腕二頭筋、関節唇、不安定性、肩甲骨機能など、さまざまな組織や機能が関係します。投球肩の評価では、問診や基本的な身体診察に加えて、腱板、上腕二頭筋、関節唇、不安定性、肩甲骨機能などを総合的に確認します。[1]

そのため、肩の症状を考えるときに大切なのは、

「どこが痛いか」だけではありません。

どこが痛いのか
+
いつ痛いのか
+
どんな動作で痛いのか

という視点で整理することが重要です。

この記事では、野球肩でみられる肩の痛みについて、痛む場所や投球中のタイミング、投球後や翌日の状態、成長期に注意したい症状などを整理します。

そして最後に、

「この痛みならどうすればいい?」

を考えるためのポイントも解説します。

※この記事は一般的な医学・スポーツ医学情報を提供するもので、個別の診断・治療を行うものではありません。肩の痛みが続く場合や投球に支障がある場合は、医療機関に相談してください。


この記事を読むと分かること

この記事では、次のことを解説します。

  • 野球肩にはどのような症状があるのか
  • 肩の前・外側・後ろ・上・腕の付け根が痛むときに考えること
  • 「痛む場所」だけでは判断できない理由
  • 投球のどの段階で痛むのかを確認する意味
  • 投球中・投球後・翌日の痛みをどう考えるのか
  • 成長期の肩痛で注意したいこと
  • 肩の痛みと疲労感の違い
  • 「肩が硬い」だけでは野球肩と判断できない理由
  • 痛みがあるときに練習を続けてよいのか
  • 医療機関への相談を考える目安
  • 医療機関で症状を伝えるために記録しておきたいこと

1.野球肩の症状は「痛む場所」だけでは判断できない

野球肩について調べると、

  • 肩の前が痛い
  • 肩の外側が痛い
  • 肩の後ろが痛い
  • 肩の上が痛い
  • 腕の付け根が痛い

など、さまざまな症状が出てきます。

もちろん、痛む場所は重要な情報です。

しかし、

同じ場所が痛いからといって、原因となる病態まで同じとは限りません。

投球肩の身体診察では、腱板、上腕二頭筋、上方関節唇、関節不安定性、その他の関節唇病変、肩甲骨機能などを系統的に評価します。[1]

そのため、

「肩の前が痛いから○○だ」

「肩の後ろが痛いから○○だ」

というように、痛む場所だけから病名を決めることはできません。

この記事では、病名を自己判断するのではなく、

「その痛みについて、何を確認すればよいのか」

という視点で整理していきます。


2.肩の「前」が痛いとき

肩の前側が痛む場合には、肩前方にあるさまざまな組織が関係している可能性があります。

例えば、

  • 上腕二頭筋長頭腱
  • 腱板
  • 関節唇
  • 肩関節周囲の組織

などです。

投球肩の身体診察では、上腕二頭筋や腱板、上方関節唇などを評価します。[1]

ただし、

「肩の前が痛い=この病気」

とは限りません。

そこで、次のような情報を整理してみましょう。

  • 腕を前から上げると痛いか
  • 腕を後ろに引くと痛いか
  • 投球中に痛いか
  • 投球のどの段階で痛いか
  • 投球後にも痛みが残るか
  • 翌日にも痛いか

このような情報が、医療機関で状態を評価するときの手がかりになります。


3.肩の「外側」が痛いとき

肩の外側が痛むと、「肩を上げたから痛いのかな?」と考えることがあります。

しかし、肩の外側が痛いという情報だけでは、原因を特定することはできません。

確認したいのは、

  • 腕を上げたときに痛いか
  • 投球すると痛いか
  • どの投球段階で痛いか
  • 投球後まで痛みが続くか
  • 日常生活でも痛いか

などです。

投球肩を評価するときには、痛みの部位だけでなく、肩関節の可動域や腱板機能なども確認します。[1]


4.肩の「後ろ」が痛いとき

野球選手の肩後方痛では、投球動作との関係を確認することが重要です。

投球肩では、肩後方の痛みがみられる場合があり、投球動作との関係を含めて評価します。[1]

ただし、

「肩の後ろが痛い=Posterior internal impingement」

という意味ではありません。

Posterior internal impingementなど、肩後方痛に関係する病態はいくつかあります。

そのため、

症状の場所だけで病名を決めるのではなく、問診や身体診察、必要に応じた画像検査などを組み合わせて評価します。


5.肩の「上」が痛いとき

肩の上側が痛む場合も、

「肩の骨が当たっているのかな?」

などと、一つの原因に決めつけないことが大切です。

痛みが、

  • 腕を上げるとき
  • 投球するとき
  • 投球後
  • 物を持つとき
  • 日常生活

のどこで出るのかを確認します。

また、投球肩の評価では肩関節だけでなく、肩甲骨の動きや筋機能なども確認することがあります。[1]


6.「腕の付け根」が痛いときは、成長期ほど注意

小学生・中学生などの成長期では、肩の痛みを大人と同じように考えないことが重要です。

「肩の筋肉が痛い」

と思っていても、成長途中の骨に関係する障害が隠れていることがあります。

代表的なものの一つが、

Little League Shoulder(リトルリーグショルダー)

です。

Little League Shoulderは、成長期の投球選手にみられる投球関連障害の一つで、典型的には投球時に利き腕側の近位上腕骨周辺に痛みが生じます。

2021年のsystematic reviewでは、23研究・266例が検討されています。[2]

また、2026年のreviewでも、骨格が成熟していない投球選手では、オーバーユースによる肩・肘などの投球障害に注意する必要性が整理されています。[3]

成長期の選手では、

「子どもだから肩が痛くても仕方ない」

と決めつけないことが大切です。

特に、投球をすると繰り返し肩が痛む場合には、状態を確認することをおすすめします。


7.Little League Shoulderは「投球のどこで痛むか」だけでは判断できない

Little League Shoulderでは、

「投球のこの瞬間に必ず痛む」

という特定の投球段階があるわけではありません。

systematic reviewでは、主な症状は投球時の利き腕側近位上腕骨部の痛みで、特定の投球phaseだけが症状を起こすとは確認されていません。[2]

そのため、

「このphaseでは痛くないからLittle League Shoulderではない」

という判断もできません。

また、2024年のnarrative reviewでは、Little League Shoulderを近位上腕骨の成長板だけの問題として捉えるのではなく、肩甲骨機能、肩関節可動域、筋力、運動連鎖などを含めた包括的な評価の必要性が論じられています。

ただし、この文献自体はLevel Vのnarrative reviewであり、確立した診断基準を示すものではありません。[4]


8.「どこが痛いか」だけでなく「いつ痛いか」を確認する

野球肩の症状を考えるとき、非常に重要なのが、

「いつ痛いのか」

という視点です。

投球動作は、

ワインドアップ
↓
コッキング
↓
加速
↓
ボールリリース
↓
フォロースルー

などの段階に分けて考えることができます。

投球肩の評価では、投球動作や競技特性を踏まえて、どの場面で痛みが出るのかを確認することが重要です。[1]

そのため、

「肩のどこが痛い?」

だけでなく、

「投げる動作のどこで痛い?」

も確認しておきましょう。

これは自分で病名を判断するためではありません。

医療機関で症状を伝えるための重要な情報になります。


9.投球のどの段階で痛む?

① コッキング期

腕を後方へ引き、肩が外旋していく段階です。

この時期に肩の痛みを感じる選手もいます。

ただし、痛みが出る段階だけで病名を決めることはできません。

② 加速期

踏み出し脚が接地してから、腕が最大外旋位を経てボールを離すまでの段階です。

投球動作の中でも非常に高速な動きが行われます。

③ ボールリリース付近

ボールを離す直前・直後に痛みを感じる場合もあります。

④ フォロースルー

ボールを離した後に肩の痛みを感じる場合もあります。

このように、

「どの段階で痛むのか」

を記録しておくと、症状を説明するときに役立ちます。


10.「投げているとき」だけでなく、投球後や翌日も確認する

肩の痛みは、

投球中だけに出るとは限りません。

例えば、

投球中は大丈夫
↓
練習後に痛い
↓
翌朝も痛い

ということがあります。

反対に、

投球開始時に痛い
↓
ウォームアップすると一時的に気にならなくなる

ということもあります。

重要なのは、

痛みが「いつから」「どのくらい」「どのように」続いているか

を確認することです。

投球肩の診察では、競技歴、練習頻度、練習時間、投球数、ポジションなどを確認しながら、どのような状況で痛みが出るのかを評価します。[1]


11.肩の痛みをチェックするときの4つの質問

肩が痛くなったら、まず次の4つを整理してみましょう。

① どこが痛い?

  • 前
  • 外側
  • 後ろ
  • 上
  • 腕の付け根
  • はっきりしない

② いつ痛い?

  • 投げ始め
  • 投球中
  • ボールを離すとき
  • 投げ終わった後
  • 翌日
  • 日常生活

③ どんな動作で痛い?

  • 腕を上げる
  • 腕を後ろに引く
  • ボールを投げる
  • バットを振る
  • 物を持つ
  • 寝返り

④ 以前と何が変わった?

  • 球速が落ちた
  • 投球フォームが変わった
  • 腕が上がりにくい
  • 肩が重い
  • 力が入りにくい
  • 投球後の疲労が強くなった

これは、

病名を判断するためのセルフチェックではありません。

医療機関で症状を説明するときに使うための情報整理です。


12.「肩の痛み」と「肩の疲労感」は同じではない

選手から、

「肩が疲れた」

という訴えが出ることがあります。

ここでは、疲労感と痛みを分けて考える必要があります。

また、

  • いつもより肩が重い
  • 腕が振れない
  • 球速が落ちている
  • 投球後の疲労が強い

などの変化も重要な情報です。

投球肩を評価するときには、症状だけでなく、競技歴、練習頻度、投球数、ポジションなども確認します。[1]

ただし、

「球速が落ちた=肩を痛めている」

という意味ではありません。

疲労やパフォーマンスの変化は、身体の状態を確認するための一つの情報として考えます。


13.「肩が硬い」だけで野球肩とは判断できない

野球選手では、投球を長期間続けることで、投球側の肩に可動域や骨形態などの適応変化が生じることがあります。

2025年のsystematic reviewでは、非レクリエーションレベルの野球投手36研究が検討され、投球側と非投球側の可動域や上腕骨後捻などの慢性的な適応が整理されています。

なお、対象研究の約3分の2はプロ投手でした。[5]

そのため、

「左右差がある」

「内旋が少ない」

「外旋が大きい」

という結果だけで、「野球肩になっている」とは判断できません。

肩の可動域は重要な情報の一つですが、症状、身体診察、投球歴、競技特性などと組み合わせて考える必要があります。[5]

つまり、

「肩が硬い=野球肩」

ではありません。


14.肩の痛みがあるとき、練習を続けていい?

ここは、選手や保護者にとって特に重要な部分です。

原則として、

投球によって痛みが出ている状態で、痛みを我慢して投球を続けることは避けましょう。

特に、

  • 投球するたびに痛い
  • 痛みが強くなっている
  • 投球後も痛い
  • 翌日まで痛みが残る
  • 肩が動かしにくい
  • 力が入りにくい

といった場合には、投球を継続する前に身体の状態を確認してください。

ただし、

「肩が痛い=すべての運動を禁止」

という意味ではありません。

障害の種類や程度によっては、医療者の指導のもとで、投球以外のトレーニングやリハビリテーションを進める場合があります。

ここで重要なのは、

「投球を続けるかどうか」と「身体を動かしてよいかどうか」は同じ問題ではない

ということです。


15.こんな肩の症状がある場合は、医療機関への相談を

次のような場合は、整形外科などの医療機関への相談を検討してください。

  • 投球のたびに痛む
  • 投球後も痛みが残る
  • 翌日まで痛い
  • 痛みが徐々に強くなっている
  • 肩が動かしにくい
  • 明らかに投球能力が落ちた
  • 力が入りにくい
  • 肩が抜けるような感じがある
  • 日常生活でも痛い
  • 成長期の選手で肩の痛みを繰り返している

投球肩の診察では、問診だけでなく、肩関節の可動域、腱板、上腕二頭筋、関節唇、不安定性、肩甲骨運動などを系統的に評価します。[1]

ここで大切なのは、

症状だけから自分で病名を決めないこと

です。

▶ 病院に行くべきか迷っている方へ

野球肩は病院に行くべき?|受診の目安と受診前に確認したいこと

この記事では、

  • どのような症状なら受診を考えるのか
  • 何科を受診するのか
  • 受診までに投球を続けてよいのか
  • 医師に何を伝えればよいのか

など、**「症状の次に何をするか」**を詳しく解説しています。


16.「痛みがなくなったから大丈夫」とも限らない

数日休んで、

「痛くなくなった」

ということがあります。

しかし、

痛みが消えたことだけで、原因となる問題がすべて解決したとは判断できません。

特に成長期では、Little League Shoulderなど、成長途中の骨に関連する障害もあります。[2][3]

また、投球を長期間休んだ後に復帰する場合には、身体の状態を確認しながら、段階的に投球負荷を戻していくという考え方があります。Sgroiらのreviewでは、投球復帰を基準に沿って段階的に進め、距離・努力度・投球量を徐々に増やしていく考え方が示されています。[6]

そのため、

痛みがなくなった
↓
すぐ以前と同じように投げる

という単純な考え方ではなく、

「なぜ痛かったのか」「投球に戻して問題ない状態なのか」

を考えることが重要です。

詳しくは、

→ 野球肩の検査

→ 野球肩の治療・リハビリ

→ 野球肩から投球復帰するまで

の記事で詳しく解説します。


17.「肩の痛み」を記録しておく

肩が痛くなったら、できる範囲で次の内容を記録しておきましょう。

確認項目記録する内容
痛む場所前・外側・後ろ・上・腕の付け根など
痛むタイミング投球中・投球直後・翌日など
投球段階コッキング・加速・リリース・フォロースルーなど
痛みの程度どの程度か
投球数何球くらい投げたか
疲労腕や全身に疲労があったか
翌日の状態痛みが残ったか
動きの変化腕が上がりにくいなど

投球肩では、投球動作だけでなく、練習頻度、練習時間、投球数、ポジションなどの競技歴も重要な情報になります。[1]

この記録は、

自分で病名を判断するためではなく、身体の変化を把握し、必要なときに医療機関へ正確に伝えるため

に役立ちます。


18.保護者が知っておきたいこと

子どもが、「肩がちょっと痛い」と言ったとき、

「そのくらいなら大丈夫」

とすぐに判断する必要はありません。

一方で、「肩が痛い=重い障害」と決めつける必要もありません。

まず確認したいのは、

どこが痛いのか
いつ痛いのか
どの動作で痛いのか
どのくらい続いているのか

です。

そして、

  • 投球するたびに痛む
  • 痛みが繰り返す
  • 痛みが強くなっている
  • 肩が動かしにくい
  • 投球能力に明らかな変化がある
  • 成長期で痛みを繰り返している

などの場合には、医療機関で評価を受けることを検討してください。

大切なのは、

子どもが「痛い」と言いやすい環境をつくること

です。

痛みを伝えたことで怒られたり、試合に出られなくなったりすると思えば、選手は痛みを隠してしまうかもしれません。


19.この記事で最も覚えてほしい5つのこと

① 肩の痛む場所だけでは、野球肩の病態は判断できない

投球障害肩にはさまざまな病態があります。[1]

② 「どこが痛いか」+「いつ痛いか」を確認する

投球動作のどの段階で痛むのか、投球後や翌日にどうなるのかを整理しましょう。

③ 成長期の肩痛は、大人と同じように考えない

Little League Shoulderなど、成長期の投球選手に特有の障害があります。[2][3]

④ 「肩が硬い=野球肩」ではない

投球選手には、可動域などの慢性的な適応変化がみられることがあります。[5]

⑤ 痛みを我慢して投げ続けない

繰り返す投球時痛や投球能力の変化などがある場合には、自己判断で投球を続けず、必要に応じて医療機関で評価を受けましょう。


20.まとめ|野球肩の症状は「場所・タイミング・動作」で整理する

野球肩の症状を考えるとき、

「肩のどこが痛いか」

は重要な情報です。

しかし、それだけでは十分ではありません。

大切なのは、

どこが痛いか
+
いつ痛いか
+
どんな動作で痛いか

という3つの視点です。

さらに、

  • 投球中だけなのか
  • 投球後も痛いのか
  • 翌日まで残るのか
  • 疲労感はあるのか
  • 投球能力に変化があるのか
  • 成長期なのか

といった情報も整理します。

そして、

痛みの場所から自分で病名を決めるのではなく、身体の変化を把握する。

これが野球肩の症状を考えるうえで大切な考え方です。

もし痛みが続く、繰り返す、投球に支障が出ている場合には、次の段階として**「受診するべきか」**を考える必要があります。

▶ 次に読むべき記事

野球肩は病院に行くべき?|受診の目安と受診前に確認したいこと

症状を整理したら、次に確認したいのが**「医療機関を受診する必要があるのか」**です。


読むべき記事

野球肩の全体像を知りたい方へ

→ 野球肩とは?症状・原因・治療・予防・投球復帰まで徹底解説

野球肩が起こる理由を知りたい方へ

→ 野球肩はなぜ起こる?

肩が痛い状態で投げていいのか知りたい方へ

→ 野球肩でも投げていい?

病院に行くべきか迷っている方へ【最重要】

→ 野球肩は病院に行くべき?|受診の目安と受診前に確認したいこと

検査について知りたい方へ

→ 野球肩の検査|X線・エコー・MRIの違い

治療・リハビリについて知りたい方へ

→ 野球肩の治療・リハビリ

投球復帰について知りたい方へ

→ 野球肩から投球復帰するまで

予防について知りたい方へ

→ 野球肩の予防|投球量・休養・ストレッチ・筋トレのポイント


参考文献

[1]Bi et al. 2025

Bi AS, Jazrawi LM, Cohen SB, Erickson BJ.
The Physical Examination of the Throwing Shoulder.
Clin Sports Med. 2025;44(2):113-128.
doi:10.1016/j.csm.2024.05.002.
PMID: 40021247.

投球肩の問診・身体診察について、腱板、上腕二頭筋、上方関節唇、関節不安定性、関節唇病変、肩甲骨機能などを包括的に扱ったreviewです。

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[2]Bednar et al. 2021

Bednar ED, Kay J, Memon M, Simunovic N, Purcell L, Ayeni OR.
Diagnosis and Management of Little League Shoulder: A Systematic Review.
Orthop J Sports Med. 2021;9(7):23259671211017563.
doi:10.1177/23259671211017563.
PMID: 34377716.

Little League Shoulderについて23研究・266例を対象としたsystematic reviewです。主な症状として、投球時の利き腕側近位上腕骨部痛が報告され、特定の投球phaseだけで症状が生じるとは確認されていません。

↑ 参考文献一覧へ戻る


[3]Ina et al. 2026

Ina J, Soma D, Camp C, Pulos N.
Treatment and Prevention of Injuries in Skeletally Immature Throwing Athletes.
J Am Acad Orthop Surg. 2026;34(2):e151-e160.
doi:10.5435/JAAOS-D-25-00186.
PMID: 40743447.

骨格が成熟していない投球選手に生じる投球障害について、オーバーユース、スポーツへの年間を通した参加、練習・試合量、休養などを含めて整理したreviewです。

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[4]Myers et al. 2024

Myers NL, Kennedy SM, Arnold AJ, Gehring ZA, Kruseman KJ, Conway JE, Paine RM, Bailey LB, Garrison JC.
A narrative review of little league shoulder: proximal humeral physis widening is only one piece of the puzzle, it is time to consider posterior glenoid dysplasia.
JSES Int. 2024;8(4):724-733.
doi:10.1016/j.jseint.2024.03.006.
PMID: 39035657.

Little League Shoulderについて、近位上腕骨成長板だけではなく、肩甲骨機能、肩関節可動域、筋力、運動連鎖などを含めた包括的評価の考え方を提示したnarrative reviewです。ただし、Level Vのreviewであるため、確立した診断基準としてではなく補助的な情報として扱います。

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[5]Paul et al. 2025

Paul RW, Sirch FR, Vata A, Zhu E, Alberta FG, Erickson BJ, Thomas SJ.
Chronic Adaptations of the Shoulder in Baseball Pitchers: A Systematic Review.
Am J Sports Med. 2025;53(12):2984-2994.
doi:10.1177/03635465251317202.
PMID: 40029165.

非レクリエーションレベルの野球投手を対象とした36研究をレビューし、投球側肩の可動域や上腕骨後捻などの慢性的な適応を整理したsystematic reviewです。36研究のうち24研究がプロ投手を対象としており、少年野球選手へ直接一般化できる研究ではない点に注意が必要です。

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[6]Sgroi & Zajac 2018

Sgroi TA, Zajac JM.
Return to Throwing after Shoulder or Elbow Injury.
Curr Rev Musculoskelet Med. 2018;11(1):12-18.
doi:10.1007/s12178-018-9454-7.
PMID: 29450826.

肩・肘の障害から投球へ復帰する際に、基準に沿って段階的に進め、距離・努力度・投球量を徐々に増やす考え方を示したreviewです。

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参考文献一覧

[1]Bi et al. 2025
[2]Bednar et al. 2021
[3]Ina et al. 2026
[4]Myers et al. 2024
[5]Paul et al. 2025
[6]Sgroi & Zajac 2018